「アイランディア 島の子どもたちとともに」の南九州大学・人間発達学部の遠藤です。
私たちは、座間味村の阿嘉小学校、慶留間小学校で活動を続けています。
23日は阿嘉小学校3年の総合学習の授業です。
まず、教室でこれまでの研究成果と疑問について発表してもらいました。
いろいろな疑問の中から、一番興味のある「シカの角とぎ」について調べる事になりました。
シカが樹皮を剥ぐのは、
角を研ぐため、袋角の皮をこすって取るため、樹皮を食べるため、鍛えるため、と考えました。
そして、目的によって木の種類が違うのでは・・とも。
早速、森へ行って調査開始です。
木を一本いっぽん確認し、樹皮剥ぎを探します。
見つかったら、幹の周りの長さを測り、木の種類、目的を記録していきます。
ちょうど算数で、木の幹周りの測り方をやったばかりとのこと。
御池小学校の子どもたちも同様に樹皮剥ぎの調査をしています。
お互いの小学校で研究成果の情報交換ができると、もっともっと面白い研究になりそうです。
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24日は慶留間小学校の総合学習です。
慶留間小学校の3年生のシカ研究は、今年度、琉球新報社「新報サイエンスクラブ」の研究課題に採用されています。
今月29日(13:30〜16:30)には、泉崎の琉球新報ホールで開催される
成果発表会で子どもたちが研究成果を発表します。
今日は、その発表練習を聞かせてもらうことにしました。
子どもたちは「シカの足について」「シカの歩き方」「シカの身長」とそれぞれが、
自分のテーマを決めて研究を進めています。
発表後にいろいろと質問をしてみると、子どもたちにはいろいろな疑問が湧き、
次の研究課題も見つかりました。実験のアイディアもつぎつぎ浮かんできます。
発表内容はここには書ききれないので、
是非、1月29日の「新報サイエンスクラブ成果発表会」でお聴きください。